大家好!
中国語学習まったくの初信者から始めて4年目になるSAGOJOです。
今回の記事は・・・
HSK2級にチャレンジしてみようと思うんだけど、どんな試験なんだろう?
どうやって試験勉強したらいいんだろうか?
そういう疑問に役立ててもらえるように、ちょっと過去にさかのぼり2017年、私37歳のときに受験したHSK2級について記事を書いてみました。
簡単な自己紹介です。
「まったくの初心者に毛が生えた程度」のSAGOJOのレベルは・・・
HSK4級(筆記試験)に2018年1回目のギリギリ合格
HSK4級(筆記試験)に2019年(3回目)得点7割以上で合格

2020年12月にHSK5級にチャレンジします。
HSKK口試<初級>(口頭試験)2019年3月に合格

HSKK口試<中級>(口頭試験)2020年7月に合格

あと、
全日本中国語スピーチコンテスト朗読部門で最優秀賞!マグレでしかありません!

中国語を勉強はじめられた初心者の方に向けて、わかりやすく初心者目線で書いた記事です。
最後までどうぞご覧ください。
HSKとは中国政府認定・中国語能力検定のこと

ちなみにHSK2級は、「听力:聞く」「阅读:読む」の2技能を図る筆記試験です。
それぞれの配点は100点、合計200点で評価され、総得点120点が合格ラインとなります。
日本語訳で「漢語水平考試(Hanyu Shuiping Kaoshi)」の頭文字をとって「HSK」といいます。
私が受験したHSKは6段階あり、初級レベルの1級から、上級レベルの6級まであります。
ちなみにHSK2級がどのくらいのレベルかというと・・・
300語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。
大学の第二外国語における第一年度後期履修程度の学習が目安とされています。(引用:HSK日本実施委員会ホームページ)
詳しくはHSK日本実施委員会ホームページのリンクを貼っておきますので、そちらを見てもらったほうが早いので。
ウィキペディア先生の情報によると今後、HSKは3等級9級制に改定されるとのこと。
要は今まではHSK6級が最上級でしたが、改定されるとHSK9級が最上級になるみたい。
いつ頃から、どのようにに改定されるか、まだ未定のようです。
今後の動向が受験者にとっては気になりますね。
中国語まったくの初心者がHSK2級に向けた勉強方法

HSK2級合格に向けての勉強方法はこの3つ
ピンイン表記を見ながら発音のシャドーイングは超重要
中国語の勉強を進めていく上で避けては通れないピンイン発音記号。
その発音の仕方、また中国語特有の声調(四声)について入門段階から基礎固めしておきましょう。
HSK1級~3級の出題範囲の基本語彙600語を覚えよう!
漢字の音を丸暗記、モノマネのように発音して漢字の「意味」と「音」を覚える。
定番!HSK公式過去問集2級を解いては復習をくりかえす
過去問題集は中国語学習の最強ツール。
しかし、解きっぱなしでは身につきません。
苦手な箇所をしっかりと復習して、高得点を狙っていきましょう。
ピンイン表記を見ながら声調のシャドーイングは重要
中国語をまったくのゼロから勉強し始める人が、一番最初にトレーニングした方が良いのは、ピンイン表を見ながらの発音・声調(四声)のトレーニングです。
これから中国語を本格的に勉強するにせよ、旅行や出張で困らない程度に勉強するにせよ、
ピンインを正しい声調で、正しく発音することが
一番重要だからです。
特に「听力:聴力」の問題では、聞こえてくる中国語を理解するわけなので、カタカナ表記で漢字を覚えてしまうと向上は難しくなります。
HSK1級~HSK3級までは問題用紙の漢字にピンインが表記されています。
なので試験本番中、ピンインと放送から聞こえて来る漢字の「読み方=音」と、照らし合わせて答えていく方法が高得点を狙えます。
例えば
「吃:食べる」という動詞と、「七:7」の数詞。
- 「吃:chī:チー」
- 「七:qī:チー」
カタカナだと「チー」と同じような音になりますが、反り舌音の「chī」と、舌面音の「qī」では舌の使い方が違うので音が違います。
自分が発音を使い分けて発音できるようになるから、聞き分けられるようになるので、ここはしっかりピンイン表を覚えながら、発音と声調をマスターしておきたいところです。
ピンインの発音記号、発音や声調について勉強するには、こちらの教材がオススメです。
また、中国語の勉強は「発音や声調が超重要」なので、それについて書いた記事がこちらです。

あと、「発音や声調」についての具体的な勉強方法については、こちらの記事を参考にしてください。

HSK1級~3級の出題範囲の基本語彙600語を覚えよう!
中国語は日本語の漢字をそのまま使っているものや、形が似ている漢字が多いので、漢字の「形」と「意味」を覚えるのは簡単です。
HSK1級~2級の出題範囲の300語といっても、ほとんど日本語と同じ意味をもっている漢字が多いのが特徴。
しかし、ここで気を付けて勉強するのは、
漢字の「読み方=音」。
しっかりと音声ファイルを聞きながら、漢字の「形」と「音」を丸暗記するくらいシャドーイングすることがポイントです。
例えば、HSK2級で出題される語彙では・・・
- 「教室」
- 「身体」
- 「笑」
など、日本語と同じ意味を持つ単語があります。
しかし、読み方=音は
- 「教室:Jiào shì」
- 「身体:Shēn tǐ」
- 「笑:Xiào」
と、日本語とはまったく違った「読み方=音」となります。
※わかりやすくカタカナ表記も加えてありますが、カタカナ表記で覚えることはオススメしません。
さらに高得点ねらいとして、HSK3級の語彙もまとめて暗記しておくことをオススメします。
なぜなら、HSKの試験傾向として、一つ上の級の語彙がちょいちょい使われています。
試験中、見たことのない漢字が突然現れてくる感じです。
なので、HSK3級まで合わせても比較的簡単な漢字600語、しかも日本語と同じ漢字が結構あるので覚えやすいです。
しっかりおさえておきましょう。
ド定番!HSK公式過去問集2級をひたすら復習
HSK2級公式過去問を、本試験と同じように時間を計りながら問題を解いてみます。
使う教材はこちら「HSK公式過去問集2級」
「听力:聴力」は約25分:問題数35問
「阅读:読解」は約22分:問題数25問
わからなくても、当てずっぽうでいいので、選択項目からどれかは解答すること!
採点する時に、以下の記号を解答用紙の各項目に書き加えておきます。
- 「△」・・・「たぶんこれが正解だろうな」と思ったもの
- 「/」・・・正解がわからなかったもの
- 自信があって正解したものには何も書きません。
採点が終わったら、「△」「/」が付いている問題と解答をすべてノートに書いていきます。
ノートに書いていくのは
- 問題文と解答
- 解答のスクリプト(台本)にある中国語
- スクリプト和訳
- 問題文の選択肢(全部)
- 問題文の和訳
以上の5項目をすべて書き写します。
ピンインが曖昧なものにはピンインを書き込みます。
【実例】得点アップ!HSK2級の問題の解き方

「听力:聴力」編
過去問を解いて、採点時に「△」「/」が付いた問題をノートに書き写したら・・・
今度も、またシャドーイングです。
自分が間違える箇所は聞き取れていないか、漢字の「読み方:音」を知らないかのどちらかです。
間違った箇所、曖昧な箇所は徹底的に暗記するつもりで、音声ファイルをよく聞きながらシャドーイングをくり返していきます。
問題文をいくつもシャドーイングしていく中で、出題される問題の傾向も把握していくことも大切です。
「听力:聴力」の「第4部分」では、短文が読み上げられ、それについて正しい解答を求められる問題があります。
その問題に対する選択肢の中には、ピンイン付きで語句が用意されているので、だいたい「何について質問されるのであろう・・・」と予測が立てやすいです。
例えば、【第4部分の問題例】は、放送されるやや長い会話文その内容に対する質問が2回放送されます。
その内容に対する質問に答えます。
さきに問題の選択語句を「パッ」と見て、漢字の 音 を思い出しておきます。
A:1 斤
B:4 斤
C:10 斤
そうしていると、問題文が流れてきます・・・
女: 苹果 怎么 卖?
男: 四 块 钱 一 斤。
女: 我 想 买 十 斤,你 能 帮 我 送 到 家 里 吗?
男: 没 问题 。
问: 女 的 要 买 几 斤 苹果 ?
ちなみに、問題文の和訳はこんな感じ
女:苹果 怎么 卖?
男:四 块 钱 一 斤。
女: 我 想 买 十 斤,你 能 帮 我 送 到 家 里 吗?
男: 没 问题 。
问: 女 的 要 买 几 斤 苹果 ?
なので答えは、「C:10斤」
になります。
お恥ずかしい話し・・・
まだ勉強始めて6ヶ月の私には、この放送を聞いただけで理解することはできませんでした。
じゃー、どーやって点をとったか?
ここの部分の「音」
「我 想 买 十 斤・・・」
と、
この選択項目の語句の音が一致するものを選ぶ!
A:1 斤
B:4 斤
C:10 斤
「『我 想 买 十 斤・・・』・・・って言ってたな、たしか
・・・じゃぁ、Cにしよう。」
といった幼稚なやり方でしたが、自分でビックリするくらい高得点とれました。
「阅读:読解」編
過去問を解いて、採点して、間違ったところをノートへ書き写す!
これを過去問5回分するだけで、相当な単語や文法を暗記できると思います。
人によっては、読んで覚えられるタイプ。
書いて、覚えられるタイプ。
それぞれ暗記で覚えやすい方法があります。
ご自分にあった方法で勉強を続けていけば良いと思います。
ただし、「書くの面倒だから、読み流しちゃおう」という感じで、暗記しているつもりになっては、ただの時間のムダです。
記憶に定着できるように、工夫して単語を覚えていくことが大切です。
私が工夫した方法で、部屋の中で目につく物に・・・
中国語で「物の名前」を付箋に書いて
貼っておきました。
「テーブル:桌子:zhuō zi」
「靴:鞋:xié」
「トイレ:洗手间:xǐ shǒu jiān」
・・・などなど、HSK1級~4級の名詞で、部屋の中にあるものに中国で名前を書いて貼っていました。
単語を調べる時は、こちらの本を使用。
ちょっとした工夫で日頃から単語を目にしておくと、印象に残りやすいです。
まとめ

ピンイン発音記号を見ながら声調と合わせてのシャドーイングが超重要。
HSK2級の試験でも3級の単語がチョイチョイ出ます。
漢字の「読み方=音」をシャドーイングで暗記していこう。
試験本番と同じ時間配分でやってみて、採点。
間違った箇所、曖昧な箇所はすべてノートに書き写して復習する。
間違った箇所、曖昧な箇所をノートに書き写して、そこをシャドーイング。
間違った箇所、曖昧な箇所をノートに書き写して単語と、文法を覚えていくこと。
日頃から目にする物、手に触れる物に中国語の名称を書いて、付箋で貼っておくなどの工夫をしていく。
以上、今回の記事はHSK2級の勉強方法についての記事でした。
HSK1級は満点合格ならず・・・HSK2級こそは満点合格を狙って臨んだのですが、そう簡単にはいきませんでした。

中国語を勉強はじめて半年で「HSK2級を満点合格してやる!」と、
意気込んでチャレンジできるくらい、「漢字になじみのある日本人」にとっては中国語は学びやすい言語だと思います。
簡単なレベルからHSKを始めて、「合格」の通知をもらうと、
かなり学習のモチベーションが上がりますよ!
是非とも中国語を始めたあなたも、勉強のモチベーション維持のために、HSKを取り入れてみませんか。
今後もお役に立てるブログを更新していきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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